Healing Musicaでは、フィールドレコーディングや星空観測など、自然と向き合う活動の一環として天体撮影にも取り組んでいます。今回、今年の夏の天の川撮影に向けて新たに導入したスマート望遠鏡「DWARF3」が届きましたので、開封の様子をレポートします。
赤道儀ではなくDWARF3を選んだ理由
天の川撮影の方法として、カメラに赤道儀を組み合わせる方法も検討しました。しかし赤道儀は、極軸を天の北極に正確に合わせる「極軸合わせ」という繊細な作業が必要で、習得までに時間がかかります。加えて価格も高く、カメラ本体・赤道儀・三脚を揃えると機材全体の重量もかなりのものになり、持ち運びや設置面でのハードルも高くなります。
そうした手間や重さを抱えずに、コンパクトに天体・星景撮影ができる点を評価してDWARF3を選びました。今回はAmazonのセールを利用し、10%オフで購入しています。
開封の第一印象
箱を開けて本体を手に取った瞬間の第一印象は「ずっしりと重い」でした。見た目のコンパクトさとは裏腹に、しっかりとした重量感があり、機材としての本格さが伝わってきます。
同梱内容と気づいたこと
同梱物は本体、充電ケーブル、ソーラーフィルター、クリーニングクロス、キャリングケースなどでした。三脚は別売りである点は事前に把握していましたが、実際に本体の重さを体感すると、しっかりした三脚が必須だと改めて実感しました。手持ちの三脚で対応できるか、次回のセットアップレポートで検証していきます。
天の川モード、わずか2ステップ
ちょうどタイミングよく、DWARFLAB公式から「天の川モード」が追加されるというアップデート情報が入ってきました。スマホの画面に実際の風景をリアルタイムで映しながら、その上に天の川や星空をARで重ねて表示できるAR ライブプレビュー機能が追加されたとのことです。撮影前から構図を細かく確認できるので、星景写真特有の「風景と天の川のバランスを取る」という難しい作業がやりやすくなりそうです。
通常、天の川をきれいに写すにはF1.4やF1.8といった明るい広角レンズが必要です。私自身、SONYのFE 14mm F1.8 GMという単焦点レンズを持っているのですが、天の川撮影特有の露出設定(長いシャッタースピード、高いISO感度、正確なピント合わせなど)がなかなか難しく、まだうまく使いこなせていません。そういった意味でも、撮影から画像処理までを内部で自動化してくれるDWARF3の存在は心強いなと感じています。
明るいレンズを持っていない場合は、ポータブル赤道儀に一眼レフを載せて天の川を数枚撮影し、あとで別撮りした風景と合成する「新星景」という手法が一般的だそうです。DWARF3では、この星空と風景のスタック・合成処理を内部で自動化してくれるとのことで、レンズの有無や露出の知識に関わらず手軽に挑戦できそうです。また、天の川のタイムラプス動画撮影にも対応しています。
今後の展開
まだ起動やセットアップには入っていませんが、この重量感と新機能の情報からも、本格的な天の川撮影に期待が高まります。次回は実際にDWARF3をセットアップし、起動から撮影までの流れをレポートする予定です。天の川撮影に興味のある方は、続報もぜひチェックしてみてください。